キャンプに斧っていらない?使ってみて分かった利点と欠点とは?

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こんにちわ
『はた☆キャンプ』TAISHIです。

よくキャンプの動画を拝見していると出てくる道具の中に

「斧」ってありませんか?

ここ最近はソロキャンプブームのおかげか、軍幕(いわゆるパップテント)を使っている人で見かけるような気がします。
いろんなキャンプ動画だけでなく、いろんな人のブログを拝見しても、

「斧って便利やん!」
「斧ってめっちゃかっこいいやん!」

という記事はよく見かけます。

そこで私も実際に購入してみて、使ってみました。

すると…!!

と、今回はそんな私が個人的な憧れから購入し、実際に使用してみた感想を述べていこうと思います。

これから買おうと思っている人・買おうか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください!

 

実際に斧を使用した感想

ではさっそく、斧を使用した感想をのべて参ります。

ずばり!

斧は!

 

……いらないです!!

 

そう、いりません!!

本当にいらないです。

「え?でもあんなに薪がバコバコ割れてかっこいいですやん!?」

と聞こえてきそうですが、私も簡単なブッシュクラフトを楽しむ身でありながら、斧を使ってみて

「あ…必要ないな…」

と確信しました。

なぜいらないのかの疑問もあると思うので、
「斧がいらない理由」
3つ紹介していきましょう。

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斧がいらない理由その1:重さ

まず斧がいらない一番の理由はその重さです。

キャンプスタイルにもよるとは思いますが、私のキャンプスタイルはあくまで軽量キャンプが基本。
そのためザック一つでキャンプをするのが大前提になります。

もちろん斧を持っていけないわけではありません。

しかしキャンプ道具って、重いものほど持ち運びが大変になるのはキャンパーなら誰しもが経験したことがあるのではないでしょうか?

ダッチオーブンは大体4キロ前後ですし、
テント自体も1キロから4キロの間の物がほとんど。
一番丈夫な鍛造ペグなんかは1つ200gなので、10本も持っていけば2キロです。

そして斧は500gから1キロ代がほとんどになります。
斧の性能を考えたら思い物ほど薪を割る能力が高くなるので、必然的に1キロ代の斧が目安になるでしょう。

1キロともなると、やはりキャンプ道具の中でも重い部類。
なかなか気安くは持っていけない重さになるはずです。

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斧がいらない理由その2:使う状況があまりない

まず斧を使う状況ってどんな状況でしょうか?

ほとんどの場合

「薪を割る」

になるでしょう。

他にはペグを打つときに使うくらいでしょうか?

でもよく考えてみてください。

”薪割りっていうけど、薪ってだいたい割られて売ってません?”

そう、まず割られていないまともな薪自体お目にかかることすらないのが一般的です。
仮に薪割りに使うとしても、さらに薪を補足加工するくらいでしょう。

でもそれなら…
”ナイフでよくない?”

と思っちゃいます。
つまりバトニングでOKってことですね!

そうなんです。
意外と薪割りに使うという必要性がないんです。

「でも自然に生えている木を加工するのに便利じゃないの?」

と思うかも知れませんが、

市販で売っている薪くらいの木が自然に落ちていることはまずありえません。”

せめて腕サイズの枝があるくらいなので、その場合
”のこぎりの方が便利だよね?”
になります。

のこぎりの方が軽いですしね。

このように、そもそも斧を必要とする状況すらまずないというのが本当のところなんです。

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斧がいらない理由その3:日本の環境的に必要ない。

ふと考えてみて欲しいのですが、斧を使用している動画などはどんなキャンプをしてるでしょうか。

日本の場合ですと、普通のキャンプ場で市販の薪をさらに割っているか、渓流の中に入っても同じように市販の薪を割っているくらいしか見かけたことがありません。

主にブッシュクラフトで斧を使用しているのは海外の動画ではないでしょうか?
特に北欧のブッシュクラフターが使用しているイメージです。

じゃあ、なぜ彼らが斧を使用してるのか?
それは単純に斧が一番効率がよい刃物だからでしょう。

まず北欧の環境として、年がら年中雪に覆われた環境が主です。
そんな環境なんだから地面に落ちた薪を拾うのも一苦労。

だから生えている木を伐採し、薪として使用しなければならない状況だったのだと推察できます。

それに使用している斧も大ぶりな物が多く、斧一つで調理もできるほどするどく研いでいます。
斧一本で生活しなければならない状況があったからこそ、今でも斧がキャンプシーンでも使っているといえますよね。

一方日本の場合、一昔前なら斧を使うところもあったでしょう。

しかし現代の場合は森林の伐採は自治体で固く禁じられているところがほとんどです。
海外がどんな状況かは詳しくないですが、こと日本においてはその辺が大変厳しいのは知っています。

なので、どうしても必要な状況に乏しいのであれば、無理に使う必要はないんじゃないかと私は思います。

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斧が必要な時を考える

散々「斧は必要ない」なんて伝えてきましたが、斧が必要な状況はもしかしたらあるかもしれませんよね。

それについても考えて見ましたので参考にしていただければと思います。

斧が必要になる場面その1:雰囲気作り

キャンプって何が一番大事かは人それぞれですが、キャンプを一層盛り上げるのには雰囲気づくりが重要です。

そういう意味では「斧」って最高に雰囲気を作ってくれます。

薪割りをしなくても、大きな木の株に斧が「ザっ!」っと指しているだけで、すっごくキャンプの雰囲気が出ていいですよね~。

それに、バトニングで薪を割るのと斧で割るのとでは、「音」が違います。

バトニングはせいぜい「カン!カン!カン!」

と、だんだんと割れていく過程なのに対し、斧の場合は

「パコン!ッカラカラカラン…」

と、割った時の音が清々しい!

これは他には真似できない「斧」の良さですよね!

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斧が必要になる場面その2:護身用

めったにないことではありますが、護身用としては斧は心強い存在です。

女性であっても重さにまかせて振り下ろせば相手も怖いでしょうし、刃が当たらなくても鋼の部分そのものがすでに凶器。当たればただではすみません!

イノシシなんかの野生動物が来ても、ナイフと斧だったら斧の方がなんとかなりそうな気がしますよね?

そういう理由で護身用の武器としては、斧は心強い存在となり得るんじゃないかと思われます。

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斧が必要になる場面その3:使用する経験

上記にも書きましたが、今の時代まず「斧」を日本で使用することはまずないです。

けれども、使用方法や力の入れ方、どうやったら割れやすいか、メンテナンスの仕方は?などを知っていると、いざという時に使えますよね。

例えばひどい地震が起きて、ガスや灯油、電気も止まった場合薪でお風呂やご飯を炊くことだってあるかもしれません。

そんな場合はのこぎりよりも耐久性があって木の伐採に適している「斧」が最適な手段になります。

「無い」とは言い切れない状況になった時、斧を使った経験がきっと生きるはずです。

それ以前にキャンプ自体がその「もしもの時」に使える知識と経験がすべて詰まっているんですが…

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まとめ

斧を実際に使用して、やっぱり必要ないと断言した私ですが、それでもやっぱり使ったからこそわかったことがいくつもありました。

正直斧以外にもナイフやのこぎりを仕えばなんとかなることがほとんどですし、ナタも併用すればだいたいなんとかなっちゃいます。

でも…

やっぱりロマンを求めるなら「斧」は外せないのが悩みどころなんです!
私もそんなロマンに心奪われた一人!
いらないとわかっていても、普段のキャンプには持っていかないにしても、やっぱり捨てられないんですよね…。

もし今回の記事を読んで、
「斧、やっぱり買ってみようかな?」
「斧を使ってみようかな?」

と思ったのなら、まずは使えそうなキャンプ場を選ぶか、太めの薪を購入するなどしてみてもいいかもしれません。

意外と田舎のキャンプ場にいけば自然に落ちている枝なんかは太くて割るのに適したものもありますし、薪も売ってくれる人も実はいたりします。

なので実際に使われるなら、ぜひそういった下準備をしてから挑戦してみてください!

今回はここまで!!

それではまた!!

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